地味に「OK」範囲を広げていく方法。

昨日、柴田朋子さんにお会いしたとき

先日朋子さんが見てこられた、
Yahooでの完全自由席&フリーアドレスのオフィスの話を聞いて
いいなー、そんな動きがとれるとこで働きたいな、と思って。

自由に話せたりつながりつくりやすい、っていうのがめちゃくちゃうらやましい。

で、
今いろいろ動こうとしてるけども、つながりつくろうとするのにどんな大変さがあるか、
を話そうとして
こんな風にやってきたりしたんだけど、と説明してたら

「りんどうさん、そういうのうまいよね!!」
と、朋子さんから言われたのでした。

うまいのかな?
めっちゃ普通に地道にやってるだけなんだけどなぁ。

自分の状況と相手のスタンス見て、ここまではOKだろう、を
タイミング計っては出していって
ちょっとずつ自分のやりたい方向でできる範囲を広げただけ。

なので、
めちゃくちゃ時間かかってるし、
まわりからはたいして変わったようにも何か成果が出せるようにも見られない。

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まぁ、うまいと言われたので一応例としてあげてみると。
(昨日ここまでは話してないけど細かく書いてみる)

今、いくつかの他部署のメンバーと、ワークグループみたいな定期的な検討会をしていて
そのテーマが、5年以上前から気になってて改善したかったことなんだけども

なんでそこに参加することになったか、というと長い道のりがありまして。


もともと、前の前の上司の頃、
私は今の保守系業務の前段階みたいな状態で(対象製品も少なくて業務範囲も狭くてリーダーもいた。)
その上司はこの業務をあまり重要視はしていなかった。

けど、現場に近いところと接点を持とう、みたいな施策が落ちてきたときに
今まで関わってた、うちの一個先の部署の先の部署、お客様と直接関わるところとの
定例に参加してみることになった。

最初は、私とリーダーとで参加、
途中から、ほかのメンバーも体験するべきだとの意向がありメンバー交代で。
でも、ほかのメンバーは、設計とかプログラミングしたいから、あまり出たくないわけですよ。
なので、私は行きたいからしょっちゅう参加させてもらえて。

もともと現場の方と話したいし、だから話も合うし、月1〜2行ってたらだんだん仲良くなるし
だから、現場に近いところに行くって施策終わったあとも、
「せっかくつながりできたし、意見いろいろ聞けるし、このまま参加続けていいですか?」
って行くことに。

もともとの施策の流れだし、頻度も高くないし、
たいして業務が重要視されてないので月数時間外出しても迷惑かからない、
建前としてメリットも提示できる、って状態なので
それくらいなら通ると思ったし、通った。


で、その定例に参加していて、今の上司になった頃かな?
その部署が参加してて、うちの一個先の部署のリーダーも参加している、
関連製品の別の定例会があるって聞いて、参加してみたら?と言われて。

「こういう会議があるらしくて誘われたんですが、試しに行ってみていいですか?」
と聞いてみて、行くことに。

今行ってるとこの流れで、業務につながる(情報がとれる)可能性はあって、
誘われたし、試しに行ってみるだけ、なら通ると思った。


で、行ってみて、知らない部署の人もいろいろいて、
うちに関わる情報だけではないけど、うちの製品のことで今まで見えなかったやりとりも見える場で。
うちのグループにすごく有意義か、はそのときによる感じだけど、
私は好きな場だったし(検討したい話題とかもあがってたし、知らない人とのつながりできるから)
続けて行きたいなぁと思って。

「こういう場でこんな人たち来てて、こういう意見や要望聞けたりしました。
  2ヶ月に1回だしこのまま行ってもいいですか?」
と話して
まぁその頻度ならいいよ、と参加を続けることに。

一応何か情報拾えるかも、というのと、頻度も少ないので、というのと
今の上司は現場や他部署とのつながり大事というタイプぽかったので、
通るかなーと思って、やっぱり。


あと、最初に参加した定例、
うちの先の部署の先、あたるところは実は2箇所あって、
もう一個の部署も定例やりたい(=直接話しましょう、だと思う)と話があったので

「××さん(上司も信頼してる人。この方。)から☆☆って部署ともって話があったので
  参加してきていいですか?」
と、行くことにして。
(のちに、2部署まとめての開催になった。)

上司も信頼する人からの誘いで、今までの延長で、なので
まぁこれも普通にOK出るだろうと思って、OKになる。


で、今の上司になってから、だと思うけど
結構、今までうちの部署がいかないところに、行きたくて参加してる状態なので
「こんな話がありました。
  うちまで情報あがってこないけど実はこんな状態みたいです。」
「こういうときこんな裏事情あるみたいです」
とか、得られたこと、みたいなのをちょこちょこと隙見つけて話に行ったりしてる。
(こんな無茶なこと言われたんですけどー、みたいなのも言ってるけど)

そして、ちらほらと、
「うちの部署が今まで行かなかったところに行く、というだけで
  現場に近いところの話聞こうとする部署だというイメージができる」
「話聞いているだけで、信頼感できるので、
  無茶も言われるけども、こちらの要望や事情ものんでもらえるようになる」
みたいな、自分が参加することの価値につながることは言っている。


で、保守終了する製品が決まったときに、その2つの会議の場で話題になって
問題点たくさんあるから検討が必要、となって。

「参加してる会議で話題になって、別途検討会をするんですけど、
  製品担当○○さんですけど、○○さん忙しいし、保守担当私やってるし、
  話聞いてる流れもあるので、このまま私参加でいいですよね?」
と上司に話して、そのまま参加して。

流れもあるし、○○さん今の業務的に参加の余裕ないし(しかも行きたがるタイプでない)
私の業務にも関係する箇所なので、通るはずで、通った。


で、さらに、
そこで問題点検討していたら、
保守終了のみでなく、現行保守の問題点も出てきたので、検討会をわけることになった。

保守終了の検討会の報告がてら、
「ほかの問題点、今の製品保守に関わるし次の製品出るまでに検討必要なので、
  別途検討になったんですけど、参加してきますー」
と、今の製品に関わる問題点を詳しく説明して、半分事後報告で。

流れと勢いと次のうちのメイン製品次の新製品に関わるってので
当然行っていいだろうと思って、でも筋通すのに一応報告だけした。


で、この、保守の問題点検討のための検討会、で
次の新製品の検討は終わったけど引き続き問題点検討して解決していこう、となっていて
それが今のワークグループ的なやつ。


という、
やたら長いけども、普通に地味に参加できる場を広げた、ってだけの話。

そこからまた派生して首突っ込むとこ増やしたりもしてるので、
それも続き書いてみようかなー。


他で同じ感じにいくかはわからないけども
(というか、こんな地味なやり方したいかも微妙だけども)
私の感覚では、
・一気にやらないで、じわじわと広げていく
・一応建前でもなんでもいいからメリットも伝えて許可とる
・上司の知らないところに行くなら余計、報告とかはマメにする
・参加してそのつながりで役に立った、みたいなのも出していく
がコツかなぁと思います。

コツってほどでなく仕事上当たり前のことしてたらそうなると思うけど。

あとは、自分がどう見られてるか、だからこの言い方で通るか、とかと
言うタイミングだけかな。

結局は、どうやって伝えるか、を考えたらいいだけだと思う。